堀辰雄（ほりたつお） 作品買取

明治37年(1904年)、東京府東京市麹町区麹町平河町(現東京都千代田区平河町)に生まれる。牛島小学校卒業後、東京府第三中学校をへて第一高等学校に進学する。同期に小林秀雄や深田久弥がおり、後に親友となる神西清ともこの頃知り合う。高等学校在学中に室生犀星と面識を持ち、室生を介して芥川龍之介を知ることとなる。東京帝国大学文学部国文科に進学後、小林秀雄らの同人誌『山繭』や自身の創刊した同人誌『驢馬』に作品を発表する。
コクトー、プルースト、モーリアックなど海外作家の影響を受ながら、「ルウベンスの偽画」や「聖家族」などの作品を創作した。昭和9年(1934年)には矢野綾子と婚約するも、翌昭和10年(1935年)には矢野が肺病のため富士見高原療養所にて死去した。このときの体験が後に生み出される小説「風立ちぬ」の題材となる。その後、折口信夫から受けた日本古典文学の影響が現れた作品を発表するようになる。昭和19年(1944年)に喀血、翌々年には病に臥る生活を送るようになり、昭和28年(1953年)に48歳で逝去した。刊行本には、『麦藁帽子』『ルウベンスの偽画』『美しい村』『贋救世主アンフィオン』『風立ちぬ』『晩夏』『菜穂子』『曠野』などがある

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