開高健（かいこうたけし） 作品買取

昭和5年(1930年)、大阪府大阪市天王寺区に生まれる。東平野小学校、天王寺中学校、旧制大阪高等学校を経て大阪市立大学法文学部法学科に進学、後に谷沢永一の同人誌『えんぴつ』に参加、『えんぴつ』解散時には私家版『あかでみあ めらんこりあ』を刊行した。後に『えんぴつ』同人であった牧洋子と女児を儲け結婚している。大学卒業後の昭和29年(1954年)には壽屋(現サントリー)に入社し、PR誌『洋酒天国』の編集や商品のキャッチコピーを手掛ける。昭和32年には『新日本文学』に「パニック」を掲載、同年『文學界』に掲載された「裸の王様」で第38回芥川賞を受賞し翌年には『裸の王様』が文芸春秋社から刊行された。芥川賞受賞後、壽屋を退社し文筆業に専念することとなる。昭和39年(1964年)、朝日新聞社臨時特派員としてベトナム戦争の取材を行い、『ベトナム戦記』を刊行した。後に執筆される『輝ける闇』『夏の闇』などはこの時の体験をもとに書かれている。世界各国で釣りをした釣師としても知られ、その経験から『オーパ!』『もっと遠く!』などを執筆した。平成元年(1989年)、食堂腫瘍に肺炎を併発し逝去した。その作品は『開高健全集』全22冊に収められている

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