ヘーゲル関連の書籍入荷いたしました。
左:法哲学講義 G.W.F.ヘーゲル 長谷川宏(訳)
右:ヘーゲル伝 K.ローゼンクランツ 中埜肇(訳)
・法哲学講義 G.W.F.ヘーゲル 長谷川宏(訳)
自由な精神を前提とする近代市民社会において、なにが正義でなにが善であるのか、現実的なものは理性的であるか。同時代世界の根源的な認識を通してマルクス登場を促すヘーゲル国家論の核心と、『法哲学要網』を自ら解説するベルリン大学最終講義。本邦初訳。
・ヘーゲル伝 K.ローゼンクランツ 中埜肇(訳)
本書はもと1844年にベルリン版ヘーゲル全集の補巻として出版された、著者の人間および著作年代がヘーゲル自身に近いという意味や、学問的にも多くの研究者から信頼され、現在でもヘーゲルとその哲学に関する情報の重要な源泉であり続けている。著者が生前のヘーゲルその人を親しく識っており、また同じ時代を生きたという事実から類い稀な生彩が漲っている。著者はヘーゲル哲学を深く理解はしているがけっして一辺倒の弟子ではなっかたため、一定の距離から伝記の叙述をし客観性の高いものとなっている。