2015年 デイヴィッド・N・レズニック著 垂水雄二 訳 みすず書房
カリフォルニア大学リバーサイド校生物学部門教授デイヴィッド・N・レズニックによるダーウィン『種の起原』の本格読解本。
レズニックは正統なダーウィニズムの立場をとり、ミクロ進化とマクロ進化のあいだを埋める可能性を自然の個体群をもちいて研究を行っている優れた進化生物学者です。
最も認知され、世界の認識を変えた『種の起原』ですが、実際に読まれることの少ない本でもあります。本書では「自然淘汰」「種分化」「理論」の三部編成をとり独自なアプローチで『起原』を読み解いてゆきます。また『起原』と現代の生物学との関係にも丁寧な説明がくわえられ、読者の知識をアップデートすること間違いありません。さらに「今日の進化論」というコラムでは現代におけるダーウィン説の実証研究が紹介されております。
非常に丁寧な1冊です。
