『伊号第八潜水艦史』を入荷いたしました。
昭和54年 伊八潜史刊行会
大日本帝国海軍連合艦隊潜水艦・伊号第八潜水艦は伊七型潜水艦の2番鑑です。川崎造船所にて竣工し、居住空間の拡大や通信能力の向上、司令官室の設置など前代から改良が図られました。遺独潜水艦作戦で得たドイツ製の対空機関銃を実装する強力なものでした。インド洋通商破壊任務などへも参加した。また日本とドイツを完全に往復したことでも知られている。
本書へまとめられた潜水艦に配属した生存者たちの証言や資料の生々しい印象には太平洋戦争の縮図を思わずにはいられません。『戦艦大和ノ最期』の著者である吉田満は「帝国海軍70年の歴史を代表する名艦の一つ」であると評しています。