レンブラントと和紙、ほか入荷しました

レンブラントと和紙

レンブラントと和紙』貴田庄/著 2005年 八坂書房

 17世紀西洋の絵画の巨匠レンブラントの素描・版画作品の中に、江戸時代の日本から運ばれた和紙が使わていた。それぞれの国でつくられた紙の差異についても言及し、なぜレンブラントは多種多様な紙を版画紙に採用したのか、そしてなぜ数多くの和紙を用いたのかに迫る。

官能の庭 マニエリスム・エンブレム・バロック』マリオ・プラーツ/著 若桑みどり・森田義之・白崎容子・上村清雄・伊藤博明/訳 2000年 ありな書房

 マリオ・プラーツはマニエリスムと分断して論じられてきたバロックを、不可避な連続性の中において扱うという方法をとることによって、そこからカラヴァッジョ、ルーベンスなどについての解釈も美意識の歴史的なうねりの中に乗せ、人文主義的伝統の中で正当に位置づけられるきっかけを与えた。本書は必要な文献が的確に指示されているなど、バロックとマニエリスムの懇切な学問的入門書となっている。

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