1990年 中村元 春秋社
本書では、東洋人の思惟方法を問題とするためにインド、シナ、チベット、日本の四民族の思惟方法を軸として検討しています。その理由はそれぞれの民族が独自の論理学を発展させたからだと中村は指摘しています。この四つの民族が発展させた論理を取り出すことができれば、スリランカやビルマやタイがインド的であるというようにそれらに付随した東洋の諸民族の思惟もおのずと解明されることになるといいます。さらに決定版中村元選集では韓国の思惟方法へも手を広げられより東洋人の思惟へ接近しています。
各国で訳出され、多大な影響を持った『東洋人の思惟方法』。決定版選集の改訂新版です。日本屈指のインド哲学者、仏教学者比較思想学者、中村元の生きた学問の真髄がここにあります。
