2005年 末國善己 編 作品社2005年 末國善己 編 作品社
国枝史郎(1887~1943)は日本の小説家です。怪奇や幻想、耽美的な伝奇小説を最も得意としました。
『講談雑誌』誌上で『蔦葛木曽桟』の連載をはじめたのを契機に人気作家となります。小酒井不木らとともに「耽奇社」を結成し「飛機脾睨」「白頭の巨人」などへも参加しました。ばんねんは現代小説へ筆を進めましたがうまくゆかず、ダンス教習所や喫茶店などの経営を主として執筆からは遠ざかりました。
死後20年以上たち『神州纐纈城』が復刊されると三島由紀夫などに再評価を受け、小栗虫太郎や江戸川乱歩、久生十蘭など怪奇幻想ブームの先駆けとなり再び読者を獲得しました。
作品に『蔦葛木曽桟』『八ヶ嶽の魔神』『神州纐纈城』などがある。
本書は作品社による復刊シリーズです。単行本や全集未収録作品を数多く修正し、探偵小説全集・歴史小説傑作選・伝奇短編小説集成・伝奇浪漫小説集成・伝奇風俗/怪奇小説集成で構成されております。
戯曲やエッセイなども収録され稀代の怪奇小説作家の新たな一面が垣間見えるシリーズです。
