『現代クライン派の展開』(誠信書房)を入荷しました!!
2004年 ロイ・シェーファー編 福本修 訳 誠信書房
本書は、メラニー・クラインの没後にロンドンの現代クライン派を牽引してきた精神分析者たちの論文をシェーファーの編纂によった精選論文集になります。シーガル、ジョゼフ、オショネシー、フェルドマン、ブリトン、アンダーソンらの業績を、<「病理的組織化」概念と臨床><エディプス・コンプレックスと「第三の位置」><妄想分裂ポジションと治療技法>など5部構成をとってまとめあげております。巻末には訳者・福本修による解題が施されています。
メラニー・クライン(1882-1960)とはウィーン生れの精神分析者で、アンナ・フロイトと並び児童分析の創始者とされています。児童分析の臨床を通じて理論を発展させていきました。
シェーファーによる序論も非常に手厚く書かれているため、クラインへの入門的な要素もある1冊です。