新訂増補 言継卿記をお売りいただきました。

言継卿記

新訂増補 言継卿記 第一~第六巻まで (大永七年正月~天正四年四季・別記)
1998年 続群書類従完成会 高橋隆三ほか校訂 

『言継卿記』は戦国期の公家、山科言継の日記です。
1527年(大永7年)から1576年(天正4年)の50年に渡って書かれており散逸部分も少なくないですが、有職故実や芸能・戦国期の政治情勢などを知る上で貴重な史料とされています。
山科言継は戦国時代の公卿。現存する『歴名土代』の編纂者であり、多くの戦国大名との交友でも知られています。
山科家は藤原北家四条家の分家であり、羽林家の家格でしたが戦国期には他の公家と同様不振の時代を迎えていました。
そのような時代の中で言継は家業である有職故実や笙、製薬のみならず、和歌や蹴鞠から漢方医学や酒宴、双六などの多彩な才能の持ち主でした。
医療にも精通しており、本書には彼自身が治療に携わった医療行為に関する詳細な記録も残されているため、現存する日本で最古のまとまった診療録であるとも言われています。

新訂増補版では新たに誤字・脱落などが訂正されており、より詳細で正確な知識を求める方には必携と言えるでしょう。

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