『原典訳 マハーバーラタ』(ちくま学芸文庫)を入荷いたしました。
2002年 上村勝彦 訳 筑摩書房
『マハーバーラタ』はバラタ族(クル族)にまつわる大叙事詩であり、リシ(聖仙)ヴィヤーサが著したとされています。詩人ヴァールミーキによる『ラーマーヤナ』と共にインドの二大叙事詩にあげられています。ヒンドゥー教の聖典のひとつである『バガヴァッド・ギーター』が収められているのもこの『マハーバーラタ』です。
本書は批判校訂版を底本とした遂語訳であるのが特徴です。また山際素男による三一書房版のものはカルカッタ版を底本とした英訳からの日本語訳であるのに対し、本書は原典訳となります。第1巻には上村による詳細な解説も施されており、読みやすく、理解も行き届く馴染みやすい訳となっております。しかし上村勝彦の急逝により第8巻までのミカンとなってしまったことが非常に残念です。
ギリシアの叙事詩『イリアス』『オデュッセイア』と比較されることの多い『マハーバーラタ』の世界を存分に体感してみませんか。






