『宮負定雄幽冥界秘録集成』(八幡書店)を入荷いたしました。
1994年 山折哲雄・佐藤正英・宮田登 編 水木しげる 挿絵 八幡書店
宮負定雄(1797-1858)は江戸時代の国学者、農政家です。平田篤胤の国学塾気吹き舎に入門し、多くの門人を紹介して平田国学の中心として活躍する一方、農業面で民衆へ啓蒙をおこないました。特に冥界への関心が深く多くの著書を残しています。
本書は江戸国学の宮負を日本民俗学成立の地下水脈へ位置づけ、資料を集成したものです。中心は江戸後期の霊界交流の実話をつづった『奇談雑史』にあり、後に柳田國男がそれに着想を得て『山神とオコゼ』を成立させましたこともあり、日本民俗学と根の部分で関係をもつ書物です。そのほか幽現通話、霊夢記、奇談聞書、太神宮霊験雑記、天地開闢生植一理考が収められております。






