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アルフレッド・シュッツ著作集

1990年 M・ナタンソン編 渡辺光 ほか訳 マルジュ社

アルフレッド・シュッツ(1899-1959)はアメリカの哲学者・社会学者です。オーストリア生まれ。大学卒業後、銀行員を勤めながらマックス・ウェーバーやエドムント・フッサールの研究を継続し、『社会的世界の意味構成』を完成させ、フッサールと交流を持ちます。アメリカへ亡命後はニューヨークのニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチの講師となり教鞭を執ったが、生活のため銀行関連の業務も引き続けるなかでの研究生活でした。特にアメリカ社会学への影響は大きく、タルコット・パーソンズやピーター・L・バーガー、トーマス・ルックマン、ハロルド・ガーフィンケルらの学説を導きました。
ウェーバーとフッサールの影響のもと現象学的社会学の始祖として知られるシュッツの著作集です。銀行と研究や戦争による亡命の影響もあり著作は多くはないですが、確かな影響力を持った筆圧が読む者に迫ります。

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