ジェネット『フィギュール』を入荷いたしました!!
1991年 ジェラール・ジェネット著 花輪光 監訳 書肆風の薔薇
ジェラール・ジェネットはフランスの文学理論家です。ソルボンヌ大学で社会科学高等研究院に従事します。20世紀後半の文学研究においておおきな影響力を持った人物のひとりです。
「新批評」台頭のなかで批評活動を始め、1966年に最初にまとめられた評論集が本書『フィギュール』です。ボルヘスやヴァレリー、プルーストの影響を受けメタ批評的に文学研究に新たな方向を模索していきました。69年には構造主義へ呼応して『フィギュールⅡ』をまとめ修辞学を再評価します。そして長大な論文「物語のディスクール」を含む評論集を72年『フィギュールⅢ』として刊行。プルーストを題材として小説の技法の整理を行った研究はその後のテクスト研究の主要文献となりました。
作品を個別的実在とみなすことをせず文学という領域の思考や制度をかんがえ、文学の一般理論をめざしたジェネットの主要論集。いまなお衰えず新たな発見が生まれることまちがいありません。