『仏教の修行法 阿部慈園博士追悼論集』を入荷いたしました
2003年 春秋社
阿部慈園(1947-2001)は日本の仏教学者で宗投手の僧侶です。明治大学の教授や東方学院講師、黙仙寺の住職を務めました。恩師に中村元を持つ。『インド仏教文化入門』『心のともしびを求めて 仏教文化へのいざない』『頭陀の研究 パーリ仏教を中心として』などがあります。
本書の主題は頭陀行を含む仏教の修行法です。その理由は阿部の研究テーマであったのと同時に、混迷の時代に多くの人に関心を持ってもらいたい仏教の基底に関わる重要な問題であるからといいます。インドから中国・韓国・日本におよぶ広い視点から数々の論文ら集結しております。
Ⅰ仏道と頭陀
Ⅱ実践思想の展開
Ⅲインドにおける儀礼・信仰・実践
の三部構成です。
仏教の修行法へ多角的に迫った一冊です。