『日本陸軍の精鋭 第十四師団史』を入荷いたしました。
h4年 高橋文雄 下野新聞社
第十四師団は大日本帝国陸軍の歩兵師団で、師団司令部は明治41年、宇都宮におかれました。通称は照兵団、軍記号は14D。日露戦争末期、大日本陸軍が全軍満州での戦闘に従事したため本土を攻撃から守る師団が残っていない事態になったことを受け、4つの新歩兵師団が編成された内のひとつです
その指揮下には水戸の二連隊・工兵十四連隊、高崎の十五連隊などをおきそれらの部隊から成る精鋭部隊であり、シベリア出兵、満州事変、支那事変、太平洋戦争と激動期を第一線で活動しました。特に太平洋戦争では絶対国防圏防衛のため南方へ派遣され、パラオやニューギニアで活動しました。上陸したアメリカ軍との交戦で隊は壊滅・全滅し、空襲や飢餓で多くの命が失われることとなる悲惨な戦いとして記憶されています。
本書は師団の創設から終焉まで歴史を回顧するように書き上げた一冊です。