ハワード・ジン『民衆のアメリカ史』(明石書店)を入荷いたしました。
ハワード・ジン著 猿谷要 監修 富田虎男 ほか訳 明石書店
ハワード・ジン(1922-2010)はアメリカの歴史家です。日本では『甦れ独立宣言』でもよく知られています。マルクス主義やアナキズム、民主社会主義の影響のもと1960年代からの公民権運動や反戦運動で活躍し、そうした政治上の活動ではノーム・チョムスキーと親交がありました。
本書『民衆のアメリカ史』はハワード・ジンの主著です。コロンブスによって発見されたのちの北米の歴史を支配者の側からではなく、「民衆」の側からとらえ直し、有色人種・女性・マイノリティの目に映るアメリカの歴史を書き上げました。上巻は1492年独立南北戦争を経て第一次世界大戦前まで、下巻は第一次世界大戦・二次世界大戦、ベトナム戦争を経て911テロまで。
現在のアメリカに至る民衆の声を大著に聴くこととで、新たな知見が得られることまちがいなしです。