ジンメル『社化学』(白水社)を入荷いたしました!!
ジンメル著 居安正 訳 白水社
ゲオルク・ジンメル(1859~1918)はドイツの哲学者・社会学者です。ベルリン大学で歴史、民族心理学、哲学を修めたのち哲学博士となりました。ジンメルはニーチェ、ディルタイやベルグソンとともに「生の哲学」者として名高く、また形式社会学を提唱したことで社会学の基礎を確立しましたことでも知られています。社会の心的相互作用の一般形式を問題としてとりあげ、豊富な社会の内容は歴史・芸術・道徳・文化哲学によってあきらかにし、人間の生の形式へその哲学を進めました哲学史上たいへん影響力のある人物です。
本書はそのジンメルの業績のひとつ『社会学』です。上下関係や闘争、社交、秘密結社など歴史的・社会的過程から出る「社会化の形式」を分析し、「形式社会学」を確立させたモニュメンタルな1冊です。
いまなお色あせることのない名著をぜひこの機会に。
本書のほかに『歴史哲学の諸問題』、『哲学の根本問題』、『人生観』などがある。