在庫書籍紹介「史料 大徳寺の歴史」

史料大徳寺の歴史

史料 大徳寺の歴史

山田宗敏編著 伊藤克己補訂

毎日新聞社 平成5年

 

神社仏閣の地として世界的に知られている都市、京都。そのなかでも一段と目立った規模を有し、京都を代表する禅宗寺院のひとつとされるのが、臨済宗大徳寺派の大本山・大徳寺です。

正中2年、1325年建立。一般には大燈国師の名で知られている臨済宗僧侶、宗峰妙超が開祖です。

応仁の乱で荒廃しましたが、一休和尚が復興させ、桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の菩提を弔うために総見院を建立。そののち戦国武将の塔頭建立が相次ぎ、隆盛を極めました。

境内には、仏殿・法堂をはじめとした伽藍のほか、20か寺を超える塔頭が立ち並び、近世寺院の雰囲気を感じられる壮大な造り。非公開となる場所が多いですが、建造物・庭園・障壁画・茶道具・中国伝来の書画など、多くの文化財が保存されており、多くが国宝や重要文化財に認定されています。多くの名僧を輩出し、茶の湯文化とも縁が深く、日本の文化に多大な影響を与え続けてきた寺院と言えます。

今回の書籍は、その大徳寺を、寺の所蔵史料を中心に編集したもの。

大徳寺・山内諸塔頭、加えて各地の大徳寺派寺院に関わる歴史的事項が時系列を追って列挙されており、大徳寺本体・仏教に関してのみでなく、戦国大名について学ぶ人にも参考となる史料が含まれています。

 

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