近世銀座の研究、ほか入荷しました

近世銀座の研究

『近世銀座の研究』田谷博吉/著 昭和38年 吉川弘文館 
 銀座は慶長年間以来、御用達町人の一団においてのみ特許されていた江戸幕府の銀貨鋳造役所であったが、その実態は不明であり、現在では「銀座通り」にわずかにその名を残すだけである。本書は銀座に関係する多数の原典史料を用いることによって銀座の事業を解明し、銀座町人の盛衰を追うとともに、近世経済史の空白を埋める画期的な労作。
 
『増補 近世質屋史談』鈴木亀二/著 昭和61年 行人社
 江戸幕藩体制下の庶民の暮らしは、質屋の存在を抜きにしては語ることはできない。本書は前著『近世質屋史稿』においても参照書として註引されていた著者の処女出版である『近世質屋史談』の中から選んだ8篇に新稿を合わせ補記・改稿をほどこした一冊。未開拓の史実の中から、庶民の江戸時代史を読む。
 
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